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ICFイラストレーションライブラリー

ICFとは、「国際生活機能分類」(International Classification of Functioning, Disability and Health)の略で、WHOが2001年に採択した、人間の健康状態や生活機能を包括的に捉えるための国際的な分類体系です。病気や障害の有無だけでなく、その人の心身機能、活動、社会参加、さらに環境因子や個人因子との相互作用を重視する点に大きな特徴があります。医療、福祉、介護、リハビリテーションの分野では、本人の状態や支援ニーズを多面的に理解するための共通言語として活用されています。

このICFを、より直感的に、よりわかりやすく理解できるようにしたものが「ICFイラストレーションライブラリー」です。高橋は経済産業省の研究費を受け、ICFの全項目についてイラストを作成し、専門職だけでなく、利用者や家族にも視覚的に理解しやすい形に整備しました。文字だけでは伝わりにくい生活機能の概念を、イラストによって一目で把握できるようにした点が大きな特徴です。

本ライブラリーは、日本語版、英語版、フランス語版、スペイン語版、中国語版を作成し、WHOの機関誌 Bulletin でも紹介されました。現在も各国で、細く長く利用されています。なお、イラストは無償で公開しており、著作権フリーの素材として、教育、研究、実務の現場で自由に活用していただけます。