
TAI(Typology of the Aged with Illustration:イラストを用いた高齢者区分法)は、高齢者の心身状態をわかりやすく把握し、適切な介護量やケアプランにつなげるために開発されたアセスメント手法です。高齢者の状態像を、精神、活動、食事、排せつの4領域について、それぞれ0から5までの6段階で評価し、その組み合わせから高齢者の状態を9つのタイプに分類します。
TAIの大きな特徴は、高齢者の状態を数字や文章だけでなく、イラストを用いて直感的に理解できる点にあります。たとえば、「食事レベルが2から3に改善した」「B4、すなわち認知症がなく、自分で歩き、食事・排せつが自立している状態から、C4、すなわち認知症の症状はあるが、歩行や食事・排せつは自立している状態へ変化した」といったように、利用者の状態変化を具体的に可視化できます。
また、それぞれの機能レベルや状態像には、必要な介護量やケアの考え方が紐づけられています。そのため、単なる状態評価にとどまらず、ケアプランの自動作成にもつながります。実際に「ケアマネくん」は、このTAIの考え方を基盤として開発されました。TAIは、高齢者の状態を誰にでもわかりやすく記述し、経時的な変化を追跡し、支援内容へ結びつけることができる、多くの便利さとわかりやすさを備えた高齢者状態像記述ツールです。

高齢者タイプ判定表